< 時間外や通院まで時間がかかるとき >
● 捻挫などの急性期 ( 受傷後 1~3日以内 )
- 安静 患部に負担のかかる動作を中止し、患部を動かさないことが必要。
- 冷却 水や氷などで患部を20~30分冷やす。濡れたタオルも利用できます。
- 圧迫 内出血による腫れや患部を安定させるため、患部を軽く圧迫する。
- 拳上 腫れて内出血がある時は、できるだけ心臓より高い位置に上げ、患部に血液が溜まるのを防ぎ、腫れを最小限にします。
● すり傷 流水で泥や異物を落とします。
● やけど 流水で冷やす。
適切な応急処置は痛みを軽減し、治癒期間の短縮につながります。
処置後は速やかに医院の治療を受けて下さい。
- ひざに、水がたまったら、水を抜くと癖になるって本当?
- 癖になることはありません。 水を抜くからたまるのではなく、ひざの炎症が続いているからです。 水がたまる原因が治っていないため、しばしば水がたまります。
- ひざに、良く効くと言われる、サプリメントの効果はあるの?
- グルコサミン や コンドロイチン、ヒアルロン酸 はもともとひざ関節内の構造に含まれる成分でありますが、口から摂取した場合は、ひざに到達する有効成分は経口摂取した量の20~1000分の1と言われています。ひざの軟骨に行き渡る量は経口摂取量としては、現実的に不可能となります。そのため、変形性ひざ関節症に有効であるという医学的な根拠が証明されているとは言えません。しかし、中には関節の痛みが軽くなったとか病気の進行を遅らせたなどと感じる人もいます。医学会でも賛否両論の現状であります。
- ヒアルロン酸の注射は、なぜするの?なぜ、2週間たたないと注射できないの?
- ヒアルロン酸の注射は傷ついた軟骨に潤いを与え、動きをなめらかにし、痛みを軽減する効果があります。即効性があり、直接注射をするので、はっきりと効果を実感することができます。 注射の継続投与では、法令上、保険請求できるのが 2~4週間に1回となっています。
- ブロック注射をやっていますか?
- 部位によりますが、一般的な痛み止めのブロック注射はいたしております。
- 冷シップと温シップ、どちらがよいの?
- 冷シップは急性期 ( 痛くなって、1週間くらい ) に、腫れを抑えて炎症がひろがるのを防ぎます。 温シップは慢性化になった場合、血行を良くし、筋肉がほぐれます。
- ホッカイロと温シップでは、効果はどうちがうの?
- ホッカイロは、温め血行を良くします。温シップは、温めるとともに、鎮痛薬が配合されていて痛みをとる作用があります。
- リハビリの治療時間は、延長できないの?
- その治療に、合った時間が良いと思います。長い時間でも効果は、同じです。
- リハビリの頻度は、どれくらいにしたら良いの?
- 週2~3日くらい、毎日でも大丈夫です。
- レントゲンによる放射線被ばく量が心配ですが・・・。
- 医療法施行規則 第30条の27 ( 許容線量 ) について。現在及び将来においても健康を損なう恐れがないと言われている被ばく線量は、一般の方で年間 最大許容被ばく線量は50mSv ( = 50000μSv ) です。 レントゲンでは部位によって違いますが、肩:0.5mSv、手:0.04mSv、ひざ:0.17mSv、骨盤:1.8mSv です。従って、この程度の被ばくは気にする必要はありません。
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