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2013-05-11 09:43 健康・サプリメント情報

肩関節周囲炎(五十肩)

肩関節周囲炎(五十肩)
                H25.3 発表者:佐藤(麻)
肩関節周囲炎とは?
 加齢による肩関節周辺の変化が原因になり疼痛などの症状が起きる病態で、明確な診断をつけることができないものを、四十肩、五十肩という。

★肩の構造とはたらき★
 肩の表面には大きい三角筋があり、内部には腱板と呼ばれる4本のスジがあって上腕骨と肩甲骨をつないでいる。このように肩は、特有な二重構造となっている。
正常なときには、表面と内部の筋肉やスジが協調して肩関節の運動を行っているが、五十肩ではそれらが古くなって傷み、また、二重構造の間にある滑液包というクッションが干上がって動きが悪くなる。                       
    
症状と診断   
 ●圧痛の部位や動きの状態などを確認する。
 ●X線検査、関節造影検査、MRI、超音波検査などで、上腕二頭筋長頭腱炎、石灰沈着性腱板炎、肩腱板断裂など、肩の痛みの原因となる他の疾患がないかどうかを調べ、特に原因が特定されなかった場合に、四十肩、五十肩と診断する。
<急性期> 炎症が疼痛と筋のれん縮を誘発し、筋れん縮がさらに疼痛を悪化させ悪循環となる。
<慢性期> 拘縮期とも呼ばれる。炎症が沈静化されるため、疼痛は軽減するが、肩の動きは制限され、日常生活に支障をきたす。(結髪や結帯、衣服の着脱など)
<回復期> 疼痛はほとんどなくなるが、明らかな関節可動域制限が残る。

治療
 ●急性期には、三角巾・アームスリングなどで安静を図り、消炎鎮痛剤の内服、注射などで疼痛をコントロールする。急性期を過ぎたら、温熱療法(ホットパック、入浴など)や運動療法(拘縮予防や筋肉の強化)などのリハビリを行う。 
★ケアのポイント
  肩の保温が有効なので、サポーターやカイロの使用、入浴などをすすめる。特に冬期の睡眠時に肩を冷やさないよう注意する。また、側臥位で寝る方は痛いほうの肩を圧迫しないよう上にするよう気をつける。
  
 参考  整形外科看護(成美堂出版) 五十肩のおはなし(マルホ株式会社)

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